「手がとまってるぞ、早くしないか
ノロマめ帰るのが遅くなるだろう」


「は、はぁ…すみません…」





ちょっと怖すぎません？！
意外と毒舌！いやでも、本当のことだよね私がもっと早くすればいいのか






「紙をとるのが遅いどけ、僕がやる
お前はホッチキスで紙をとめろ」



「わ、わかりました！」




何これ私邪魔？
なんかすごい言われようなんですけど





____2時間後

辺りはオレンジに染まっていて時計を見たら6時を指していた。





「んーーーーー！終わったーーー！」


背伸びをしたとき



「おい、馬鹿まだ終わってないぞ
これ職員室に持っていくぞ」


「ば、馬鹿？！なんでよ！言い方ひど
すぎだから！私の名前は雨宮吉良
だから！」


海堂くんがフッと鼻で笑って



「お前に名前なんてあったのか初めて
知った。それに馬鹿と言うのは本当
のことだろう
早く運ぶぞ馬鹿」




でも本当に早く運ばないといけない気がしたから怒りながら紙を持とうとしたとき



海堂くんが前に割り込んできて先に持ってきた

「遅いぞノロマ」
と言ってきた



ムカッときたけど私は気がついた