真面目くんとおバカさん

私の方に手が急に伸びてきた

「あっ!いいよ!」

私は反射的にその手をよけた

「そうか…」

海堂くんの手だったのか
なんか悪いな

「うん、自分で持てるよ」

変な空気になってきたよ〜




教室について机に資料を置いた

「おかえり〜」


「ただいま、学級委員って先生の雑用ばっかだね」

私は席に着いた

「どうしたの?元気ないね」


「いや、まぁ…ちょっと…いろいろ?」


「なぜ疑問形?」

美由希は笑った
でもそれ以上は聞いてこなかった

「雨宮」

ビクッ!
海堂くんが私に話しかけた

「な、なに?「海堂くん〜!」

間に倉田さんが割り込んだ

「何だ?」


「今週の日曜日のことなんだけどさぁ」

そう言って海堂くんの腕に絡みついた

「向こうでしよ!」

倉田さんが私に睨んだ
まるで警戒しているように