真面目くんとおバカさん

他愛のないおしゃべりが続いた




朝___


「おはよ海堂くん」


「おはよう、倉田さん」


「私の名前覚えててくれたんだ!
嬉しいよ」


「いや、まぁ転校生だし全員覚えてると思うが…」



倉田さんと海堂くんのおしゃべりを遠くで見ている私たち

「ねぇ吉良、なんかあれムカツクんだけど」

珍しいな美由希が私に愚痴るだなんて

「しょうがないよ、隣だし」


「私はあーいうタイプ無理、あの子絶対海堂くん狙ってるよ」


「そうなの?」


「絶対そうだよ」

倉田さんが海堂くんを好きになるのか
私だったらありえないよ


でも私はモワモワがたまっていた

「私、あーいう子に嫉妬するな~」


「美由希?」

そっか
美由希はまだ海堂くんのこと……


美由希はうつむいていた


このとき私は花楓に言われたことを思い出した

『恋は遅すぎたら終わるよ』

恋をわからない私はどうしたらいい?



「かいどーくーん!」

倉田さんが海堂くんを呼んだ

「海堂くんって今週の日曜日あいてる?」

倉田さんが海堂くんを誘った

「なんで?」


「海堂くんに手伝ってほしいことがあるんだけど…」


「まぁ午後なら」