泣き顔を見られないよう下を見ていた
ら、急に暖かいものが私を包みこんだ
海堂くんに抱きしめられていた
「泣くな、僕も君の走ってるところが見たかった…」
「え?」
抱きしめられているせいか海堂くんの顔がよく見えなかった
「僕は雨宮の走ってる姿がかっこ良かった、尊敬していた」
「あ、ありがとう…」
抱きしめる力が強くなった
「か、海堂くん苦しいよ…」
「ごめん」
海堂くんが私からどいた
そのままでよかったのに、と思った自分がいた
「じゃあ僕はテントにもどるから、もう泣くなよ?」
「うん、ありがとう」
海堂くんは保健室からでていった
なんだろう、抱きしめられたせいかなんかドキドキする
今日はビックリすることばかりだ
