真面目くんとおバカさん

はぁ…ほんとついてないな私


下駄箱の前にある階段に座って
心の中で自分の運の無さに呆れた


「雨宮?」



声がした方にむくと海堂くんだった


「どうしたの?海堂くん、こんな遅く
に!」


「いや、先生に知らない問題を聞いて
いたらこんな時間になった」


海堂くんは額をかいていた


「そういうお前はどうした?」

絶対馬鹿にされるんだろうな…

「傘忘れた」


海堂くんはプッと笑って


「普通忘れるか?」


ほら馬鹿にした
予想的中


「そうですよ〜忘れるんですよ〜」


開き直ってやった


「まぁいいや」


そう言って海堂くんは私に傘を投げて
雨の中を走っていった


「海堂くん!これ!」


私は海堂くんに傘を見せた



「それ、使えば?」



そう言って走っていってしまった


海堂くんって不思議だな