「お~い、練習中に申し訳ないが、一度集まってくれぇ~。」




 図太い声が体育館に広がった。




 
 「みんなも知っての通り。俺はやらかした。先生の前に人としてやってはいけないことをした。


  だから、責任を取るつもりなので、これからは久下先生の言う事をしっかり聞いて、


  湯本のリーダーシップに期待して、これから見守るつもりでいる」



 「先生……。」




 みんなのどよめきがひしひし感じた。




 まだ、ここでの余韻は残っているが、瞬時に思い出に変わろうとしていたので、かなり自分も




 非常な人間だという事が良く分かる。

 
 複雑な表情をしていた、みんなはそのままひきづる事もある。ましてや、




 私みたいにそんな被害を受けない人もいたし




 尊敬したいたメンバーも多い事は確かで、無論親からの絶対的な信用があったので、




 波紋が広がりそうな




 予感はしていた。

 
 さて、これからどうするか…新チームになり後があまりない…。ピークは来年の1月から始まる




 春の全国予選。もうそんな事を考え出していた。

 
 「湯本、少しいいか…体育教官室に来てもらえるか…あとの皆は練習に戻ってなっ」

 「はい…。」

 さて、なんだろう、一瞬で凍りついた。二人っきり…かなりかなり抵抗がある。ん~もう逃げられない。

 
 練習を途中にして、体育教官室に向かった。




 体育館の脇にあるのだが、その道のりはなんか重々しかった。


 ドアを少しあけて、覗いて中を見てみた。真ん中に項垂れている”あいつ”の姿があった。



 そんなにショックだったのか、そう慈悲の気持ちにもなったがそれでも本気では



 そういう気持ちになれなかった。