集会場の裏に車がつけてきた。



 音を聞いて、慌てて、私たちは飛び出した。

 一直線で…




 ライトバンの後ろがあき、中には白い桐のお棺が置いてある。


 「この中に鈴木がいるのね…」
 そう悲しげにつぶやいた。



 静かにレールから、外に引っ張り出し、両側を私たちと、他の方とで

 8名くらいで持った。重かった。



 なんか、人がなくなるというのはかなりの大きい出来事なんだと

 改めて思った。確かに死んだ友人、知人、親戚までは感情がない人まで

 亡くなったと聞くと、記憶に確実に残る。




 そどうしてだろ、それだけ大きなショックなんだろうと感じる。

 


 お棺は静かに中に運ばれる。



 集会所の中にはもう、一回の大広間には祭壇が組まれており、隣の6畳の部屋が

 一時の遺体の安置場所となった。



 お棺は外らかもわかるが、異様に冷たく、ときおり隙間から流れてくる冷気に驚く。

 もちろんドライアイスなのだが、それでもあの子の気なんだということを感じる。




 遺体はそのまま、お通夜を向かえ、明日の告別式までこの集会所で待つ。




 集会所といっても大変豪華なつくりで、一軒一軒がコンドミニアム状態になっており、

 優雅さを感じる。昔はたいしたことない、団地だったのだが、一気に生まれ変わり、今では

 名前も横文字を使うまでにしようかと話まででていたらしい。

 



 和室に通された”鈴木”は静かに、横たわる、無論顔を見れるのも、今日と明日の出棺で

 最後なんだが…