全て、自分に対して
 否定的な言葉が生まれる。




 生まれては膨らみ、又生まれる。




 これが、ある種の自己嫌悪。自己嫌悪が悪くなれば、
 多分精神病になるのではと思う。
 (何年後は、精神安定剤なしでは生きてられなかった…)




 このまま、緩やかなときが止まって、前に見たいに明るい、楽しい自分に戻りたい。

 過去の自分を取り戻したい。そんなばかげた内容も考えた事もあった。



 今の自分、とても嫌い。



 いえるのはただその一言だけかもしれない。




 そんな事を繰り返し、涙がぼろぼろ出てきた。それを察したカウンターの中に居たマスターはそっとお絞りをだしてくれた。人の優しさに触れた。何気ない事かもしれないけど、それで更に泣いた。
 人への優しさは絶対に、人を幸せにするものだと、初めて実感したときだった。それでも、自分にはできないなぁ~と思っていた。優しさをあげる事はすなわち、相手を気遣える自分へのゆとりがなければ駄目だ。
 その心のゆとりを自分も持ちたい。そんなことを考えていた。

 涙は自然には止まらず、延々と泣いた。大泣きではなく、しとしとと。暑い夏だったが、露の様な涙。それでもマスターは優しい笑みを浮かべながら、言葉をかけずにこちらを時々、気遣ってくれた…