「では何をしにここへ戻ってきたんだね?」

そう言うクリスに対し。

「頼みがある」

修内太は真摯な眼差しをクリスに向けた。

「俺に、メグのとどめを刺させてくれないか」

「……!!」

俯いたまま、目を見開く。










それは、どんな死刑宣告よりも辛い言葉だった。