「お前さ、俺なんか選んだら苦労すんで⁇」 風が、うちらの髪をゆらす。 「こんな風に、人前では堂々と一緒におられへんし、それでも白河は 卒業まで頑張れる覚悟ある⁇ 卒業まで、俺に飽きへん自信ある⁇」 うちは、先生の手を強く握った。