遊び相手として少しずつ仲良くなってくると、ヴァルクスが自分のプミールをセレイアに紹介してくれた。

名前はプミラという。

驚いたのは、彼が紹介してくれたプミラ以外のプミールも皆、我先にとヴァルクスに寄ってきたことだ。

セレイアももちろん、プミールと接したことはあったが、こんなふうにすべてのプミールが寄ってくる場面など、見たことがなかった。むしろ主以外にはあまり心を開かない印象があったのに、これはどうしたことだろうと思った。聞けばプミラも、最初は誰にも懐かない困ったプミールであったという。ヴァルクスにはプミールに好かれる何かがあるらしい。

ヴァルクスは笑ってみんなを撫でてやっていた。

その笑顔からは年相応の純粋さ、無邪気さが垣間見えて、セレイアはほほえましい気持ちになった。

プミラはまだ幼い小柄なプミールで、つぶらな瞳がとてもかわいらしかった。