「いい加減パシリ扱いやめてよねー…っきゃ!」



石に躓いて転びそうになる。





「っあぶねーな」



風斗が腰を掴んでくれた。



「ほんとお前よく転ぶよな」





「うぅ…」





「ほら、手」


…手?



「手繋げば転ばないだろ」






嬉しくなって風斗の手を握った。