「風斗…?」 段々と彼の顔が近づく。 唇と唇が触れるまで…数センチ。 私は自然と目を閉じた。 …が、いくら待っても唇から体温は伝わってこなくて 不思議に思い目を開けると必死に笑いを堪えてる風斗の姿が。 「あはははは!お前っ、鼻やべーわ!」 「なっ…」 鼻の穴に詰められたティッシュを見て爆笑する彼の頬を思いっきり抓った。