“キーンコーンカーンコーン…” 「あ…鳴っちゃった」 授業が始まっちゃった… 秋山くんはいちごミルクを飲みながらスマホをいじってる。 「ねぇ、もう教室に戻んなきゃ…」 「んー」 …全く動こうとしない。 「私、もう行くからね」 ドアを開けようと手を伸ばしたら背後から秋山くんが「腹減った」なんて言い出した。 「お前なんか買ってこい」 スマホから私に視線を移しニヤッと笑った。