「もーすぐ5限目始まっちゃう」 机の上に座ってた私は急いで降りようとする。 何故だかわからないけどバランスを崩してしまった。 ーーー落ちるっ。 「…と、危ねぇ」 風斗に抱きしめられる形になってしまった。 「あ、ありがと…」 かぁっと顔が赤くなる。 最近風斗を意識しすぎててやばい。 「本当お前はトロいよな」 と、とろいって…酷い 「気をつけろよな」 ポンポンと頭を叩いて先に教室を出た風斗。 手を頭にやる。 心臓が、うるさい。