「っ、お前ここどうした!」 前髪を上げられておでこを見てる風斗。 「あぁ、さっき転んで…」 背中を押されて転んだときにできたたんこぶ。 すごく痛い。 「腫れてんじゃん」 「ただのたんこぶだよ。これくらい平気」 「…ちゃんと前見て歩けよ。たまに下も見ながら」 「はーい」 「心配かけさせんな」 心配…してくれてるんだ。 それだけでさっきまで悲しかった心が温かくなっていく。