「でも顔色良くないよ?」 ぐいっと顔が近くなる。 廊下にいる生徒たちが見てる。 「ちょ、松岡くん。離れー「触んな」 …え? 松岡くんの胸ぐらを掴んでる…風斗がいた。 「え、ちょ…風斗!」 「こいつは俺のパシリなんだよ。気安く触んな。近寄るな。話すな」 いつもより低い声でそう言った。 私に背を向けてる状態だから風斗が今、どんな表情をしているのかはわからない。