「後ろのドアから入ればいいじゃねぇか。わざわざ俺らの邪魔してくれてんじゃねぇよ」 「ま、まぁまぁほらもうチャイム鳴るよ?」 思いきり風斗の胸板を押した。 風斗は松岡くんに気を取られてたから案外簡単に解放された。 「次、放課後また来るから」 「え?」 「待っとけよ。…音羽」 「えっ!?」