そう言うなり手首をパッと振り解かれた。 ハンカチが地面にヒラヒラ落ちる。 「100万」 「はい?」 「クリーニング代だよ。100万で許してやる」 ひゃ、100万!? 「いや…あの、そんな大金…「払えねぇって?」 勢い良く頭を縦に振る。 100万なんて持ってないに決まってんじゃん。 彼はニヤッと笑って 「ならお前は今日から俺のものになれ」 「え?」