あ、秋山さま!! 「ありがとう!助かるよ!」 秋山くんって意外と良い人なんだね 私のファーストキスは免れた。 「…やべ」 秋山くんが小さい声でそう言った言葉は私の耳には届かなかった。 ーーーーーー 「で、ここは?」 「はぁ?お前そこの問題何回聞くんだよ」 秋山くんは向かいの席に座って私の勉強を見てくれている。 「ご、ごめ…わかんなくて…」 「はぁ…どうしようもない馬鹿だな」 酷い… でも返す言葉も見つからない。