風斗と別れてって…
そんなの…
「無理です!」
無理に決まってるじゃん。
此処が職員室だってことも忘れ、私は風斗のお父さんにはっきりそう言った。
「君には風斗じゃなくても他に良い人が見つかる」
「そんなことないです!私は風斗じゃなきゃ嫌なんです!」
「日本とオーストラリアだぞ?当分会えなくなるんだ。それでも君は風斗を想っていられるのか?」
日本とオーストラリア…
1年、2年…いやもっと先まで会うことが出来なくなっても私はーーー…
「ずっと風斗を好きでいる自信しかないです」
風斗のお父さんを睨みながらそう言って頭を下げた。
「失礼しました」
職員室から急いで出る。
風斗を探さなきゃ…!
風斗と話をしなきゃ…!
「…良い子もいるんだな。良かったな、風斗」

