職員室のドアが少し開いてて、声が聞こえた。 不思議と足を止めてこっそりと会話を聞く。 「本当に急で…驚きました」 この声…風斗のクラスの担任の声だ。 「オーストラリアに行っても頑張るんだよ?秋山」 …え? 今、秋山って… 「妻の大事な手術の為に急遽オーストラリアに行くことになりまして…風斗は最初行かないって言ってたんですけど納得してくれたみたいで」 「納得なんかしてねぇよ、クソ親父」 久しぶりに聞いた、風斗の声。