あのデートの日以来、風斗は学校を休んでいる。 メールしても電話しても無反応。 心配になって風斗の家に行こうとした。 でも、 「私…風斗の家知らないじゃん」 風斗のこと、何も知らない。 「…彼女失格じゃん」 とぼとぼと廊下を歩き職員室の前を通り過ぎようとしたーー…。 「今までお世話になりました」