「この度、沢田美緒さんの家庭教師となりました、早瀬陽です。よろしくお願いします。」 ついにきた。 眼鏡をかけてて、整った顔立ち。 普通ならイケメンに教えてもらえる!とはしゃぐのだろうが… 家庭教師なんて来られても困る。 「先生、よろしくお願いします。」 笑顔で挨拶すると… 「ん、よろしくね。」 無表情。 普通ならそこはもっと愛想よく… 「じゃあ、部屋。いこ。」 無愛想に言われた言葉に私の中で こいつに対しての警戒心が生まれた。