「俺ら、途中まで方向一緒だろ?」

そう考えてみればそうだなー。
あんま会わないのは、
部活の終了時間の違いってだけで。

「まあ、そーだね」

「話し聞く。帰ろ?」

「えっ!?…うん」

突然の誘いに驚いたけど、やっぱ嬉しいから。
2人並んでいろいろ話した。
とってもビミョーなキョリだけどね。

それが私たちのキョリなんだなって思った。