「…佑月さん!?」





やばい
盗み見したのバレちゃった…。




「あ、あの…、猫を探してて。
それで…えっと…。」


平気だと思ってたのに、
目の前が涙でどんどん見えなくなる。


驚いている間宮くんの顔がうっすらと見えた。



「邪魔してごめんなさい。
帰るね。」




私はそう言ってマンションへと走って帰ってきた。