だるい気持ちと戦いながらも、学校への用意をしてゆく。


「行ってきます」


返事が返ってこないことくらい、知ってる。
とうの昔に。
いつもそうだった。

「ただいま」
と言っても、返事は返ってこない。
小学校からそうだ。
そうだ。

わかってる。


あたしはいらない子やから。

愛されてない子やから。


『愛しとんで』


そう言ってくれた、君の言葉が。
どれだけあたしを救ったか。

君にとっては容易かったのかもしれない。
だけど、涙が出るほど、嬉しかったんだ。


君はあたしを裏切った。
あたしを捨てた。



あたしはもう、

  人なんて信じない。