あれから、作曲も順調に進んで
理想のメロディーは出来上がっていた。
後は、それを音にするだけだ。
―ピロン♪
そんなことを考えていると、
夏の暑さを感じさせないような音が
携帯から流れた。
送信元は翔太くんだった。
また課題見せて、かな。
1日くらい忘れてもいいんじゃない?
まあ、僕はしないけど…
なんて呑気なことを思いながらメールを開いた。
―まふ、これ見て。
珍しく真剣なメールが
1枚の写真と一緒に送られてきた。
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