そんな彼女におかげで、 今では、 この階段が僕のお気に入りの場所になった。 隣でいつものように歌っている彼女を盗み見する。 そして、彼女は今日も悲しそうに歌う。 時々、 血が出てしまいそうなくらい、 自分の両手をぎゅっと強く握りしめて。 それを見るのが すごく辛い。