「大変だ!!今すぐカレンを呼ばなくては!!!」
そう言うと、男の人は鳥を大事そうに肩に乗せ新型スマートフォンをポチポチ押す。
「も?!もしもし?!!!!カレンかい!!!今すぐ部室に来たまえ!!!キノコさんが幽霊がいると言い出すんだ!!!」
男の人は顔面蒼白になりながら、カレンさんという女の人に電話をする。
ま、まって…私放置ですか。
そして、キノコって…
ムッとして、彼を見つめる。
「はあ、はあ。怖い…怖いよおおお。キノコさん!!カレンが来るまで一緒にいてね!!!!」
男の人はガタガタ震えながら、私の手をガシっと掴んだ。
とぅっとぅるーとぅっとぅるー。と、鳥が鳴く。
やはり、ツッコミところ満載だ。
