「え…あ。違います。」
ふーんと彼はまたとぅっとぅるーという鳥に目を向ける。
とっても…とっても、気になる。
まず、その鳥。
とぅっとぅるーという鳴く鳥は、男の人のペットなのかとても懐いている。
ツッコミところ満載だ。
「どうして…古校舎に?」
ボーッと突っ立っていると、彼が言葉を放った。
「あー…私すごく幽霊とかオカルト好きなんですけど、古校舎に出るらしいって噂を聞きまして…」
そう言うと、彼は目をギョッとした。
「な、なんだって?!幽霊?!マザー!!!たすけてええええれ!!!!!ヘルプー!!!!」
綺麗な顔とは想像できない程の大声を出す。
なんだか、神様。
変人鳥男に出会ってしまいました。
