後片付けをしている場所から少し離れた林に近づく。
「あ…あのさ!用って何かな…?」
スッと男の子はゆっくりと振り向いた。
「あんた!!!!目障りなのよ!!!!私のらい様に近づくんじゃないわよ…!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
what?
「最近妙な噂を耳にしたのよ、らい様がキノコに夢中だって!!!あんた、許さないんだからああ!!!」
いや、ちょっとまって、
耳を疑います。
「ちょ!ちょ!一回落ち着きましょ?」
「はあ?!何を言っているのよ!!!」
男の人…いや男の娘はクネクネしながら般若の顔をしている。
「裕太ー、お待たせ〜」
裕太と呼ばれた男の人の後ろから見たこともない男子3人。
「遅いわよー!!このキノコ…好きにやっちゃって!」
いや…なんだかヤバい気しかしない…
