「中川さん、隣のクラスの子が呼んでるよ」
食器を洗っていると普段喋らないクラスメートの女子に話しかけられた。
「ん?誰が呼んでるの?」
「うーん、名前は分からないんだけど用があるんだって!」
そう言うとクラスメートの女子は指を指した。
「あ!中川さんだよね?ちょっとお話しがあるんだけど…」
そこには、1人の男の子が立っていた。
「あ…そうですけど…」
「ちょっと大事な話があるんだ!来てくれる?」
そう言って名も知らない男の子はこっちに来てと言った。
「あ…わかった。委員長、片付けお願いします…」
「あ!!了解しましたー!!!」
黒山らいと友里ちゃんはどこかに行ってしまったのか委員長1人に申し訳ないが後片付けを任せた。
てくてくとその人の後をついていく。
