「は?何で名前で呼ばなきゃならんのよ!!」
「だって、長いでしょ?だかららいでいいよーん!」
黒山らいはふふふーんと飯盒炊飯で使う火を焚いていた。
ジッと友里ちゃんがこちらを見ているのを私は気づかなかった。
「中川さん!!!中川さん!!!お米がああああ!!!」
委員長うっさいっす。
どうにかこうにかカレーが出来それぞれの班で食べ始める。
「美味しいね!黒山くん!」
「美味しいね〜キノコちゃん〜」
「美味しいよ〜お母さん〜何とかお米炊けました〜!!!」
集中して食べられないのかい!!!!
黒山らい、友里ちゃん、委員長はそれはそれはたくさん食べて…
「「「美味しい〜」」」
3人揃えて声を出していた。
良かったよ…美味しくできて…
みんながカレーを食べ終わり、後片付けをし始める。
