「うわあああ!!お米研いだら泡が出できたああああ!!!」
「うはっ!!委員長マジで洗剤入れてるー!!!」
料理が出来ない委員長、そしてそれを馬鹿にする黒山らい。
「らいくん、ニンジン切って!」
黒山らいにしか向かない友里ちゃん。
はーっと重い溜息を私はつく。
「キノコちゃん!キノコちゃん!!!ニンジン切って!!」
友里ちゃんから回ってきたニンジンを黒山らいは渡す。
「ねえ、ちょっと…落ち着こうか?」
静かに私は3人に向かって話した。
「まず、委員長。洗剤でお米は洗いません」
「ええー!!!そうなの?!」
成績優秀な癖に当たり前の事は出来ていない。
「そして友里ちゃん!…具材ちゃんと切ってもらっていいかな?」
友里ちゃんはしゅんとしながらニンジンを切り始めた。
「そして黒山らい。あんたはちゃんと自分の仕事をする!!」
「もう〜そんなかりかりしないの!それと、黒山らいじゃなくてらいでいいよーん」
