「友里ちゃん、どうしたの?」
「あの…黒山くんと同じ班って聞いて…その…」
ゴニョゴニョと友里ちゃんはモジモジする。
「あー…そう勝手に決められちゃってね…」
「うっ…私も一緒に行動していいかな?」
ポッと頬が染まり申し訳なさそうに聞く友里ちゃん。
て…天使…
「あ…当たり前じゃない!!!!嬉しい!!!!」
「ノンノンノン!!ちょっと待て!!校外学習は他クラスでは班は作ってはならんのだよ?」
「関係ないーーーー!!!、!!!!」
もはや、天使がいればいいのだ。
「じゃ…じゃあ!!私もいいの?」
「うん!!後で一緒に合流しよ!」
これは恋愛探偵団の為、友里ちゃんのためでもあるんだ。
「嬉しい…ありがとう紗良ちゃん。」
友里ちゃんはニコッと笑うと部屋を出て行った。
