「では、皆さん。また明日さようなら」
姫岸先生の挨拶と共にやっと…やっと放課後を迎えた。
「黒山くん、!!!今日は私と帰ろうよ!?」
「えー、らい〜今日私とデートでしょー?!」
本当に黒山くんは大変だなーと、思いながらも、古校舎に私は向かう。
何が起こるのかと思うと胸がドキドキする。
中学の唯一の親友、瀧さんにはオカルト女子すぎて引かれるくらいだった。
じゃーなー!
また明日ねー!
続々と生徒たちが帰っていく。
古校舎に向かう生徒なんて誰もいない。
古びれた校舎はとっても、薄暗く不気味。
何が起こるのだろうか、と。ドキドキ胸が止まらない。
とぅっとぅるー。
?
