「ふふふん。申し遅れました、私は2年の神流川カレン(じんりゅうがわかれん)よ!そしてこの恋愛探偵団の副部長よ!」
カレンという人はスパスパスパーっと早口で自己紹介をした。
「そしてあの鳥男は我ら恋愛探偵団の誇る部長、3年の梅渕幸之助(うめぶちこうのすけ)よ!」
れ…れん…
「顔に、ハテナがたくさんね。キノコさんたらかわいい〜〜!!!ほら、部長!幽霊なんていないのよ!!どうやら私たちの事を誤解して噂になっていたみたい。」
カレンさんという人はガタガタ震える鳥男を引っ張り上げた。
「ふ…ふぅ〜〜。そうだったのか…良かった…これで安心だ…」
鳥男さんは制服を、キチッと直し鳩を自分の手へと戻した。
「あ…の。」
「ん?なんだい?中川紗良さん」
しれーっと私の名前を呼んだ。
