幸せを求めて



 はい、学校に到着…なんだけど

 …門が閉まってる


 『どうして門が閉まってるの?』

 ほんとあり得ないんだけど?

 わざわざ学校に来たっていうのに…

 私に帰れって言ってるのか?

 
 『はぁぁ…』

 
 「おい、お前」


 へえ、こんな朝早くからでも人いるんだ

 にしても、門が開いてないのは困るな…


 「おい、門の前に立ってる女」

 え、門の前に立ってる女って私のこと?

  
 『私ですか?』


 この出会いが私の運命を大きく変える
 事になるとはこの時の私は考えられなかった