【完】君の一言が…

「やっぱりこのままじゃイヤだな…」

独り言のつもりで言ったその言葉は

やはり隣に座っている朝日くんに

聞こえていた。

「じゃあ、どうするの?」

ちゃんと話せば関係が戻るという

保障はどこにもない。

楓が距離を置きたいならそうするしか

ないし、聖果が私を友達だと思っていな

いのならしょうがないことだ。

「あーーーーも分んないやーーー」

いっそこのままにしておこうか。

そうすれば誰も傷つけないのでは

ないのだろうか。