【完】君の一言が…

「泣いた人だ!」

いつの日か廊下でぶつかり涙を流して

いた美少年だった。

「え!み、見られてたんだ…」

彼の顔が一気に赤くなる。

「熱あるんじゃない!?顔が…」


「だ、大丈夫です!!」

さらに彼の顔は赤くなる。

「で、でも…!」


「ぼ、僕!」

急に大きな声を上げた。

「ん?」


「せ…せ…」


言葉が詰まっているようだ。