放課後。授業がおわり駅前に向かう。
あの男はもう待ってて駆け寄る。
『久しぶり!元気だった?』
『久しぶり。元気だよ。
で、どこいくの?』
あたしは、はやく帰りたくて
強めに問いかける。
『あー、こないだと同じとこでいい?』
やっぱそーゆうことね。
『あたしもうそーゆうのやめる。』
そしたら半キレ気味に
『は?呼んだ意味ねーじゃん。
頼むわいこーぜ。まじで。』
腕を掴まれて無理やり連れてこうとする
『離して!!いかないってば!!!』
力強すぎ…どうしよ連れてかれる…!
そしたら手が離れたんだ。
『えっ…?』
目の前には翼と竜がいた。
『お前なにしてんの?
嫌がってるよね。さっさと帰れ』
あの男に翼はそういった。
『チッ。わかったよ。
もう連絡もしねーわ。じゃーな』
そう言って帰っていった。
助かった…!!!
地面に座り込むと翼に、
『お前なにしてんのまじで!!
昨日怒ったばっかだろふざけんな!』
また怒られちゃった。
『うん。ごめん。
助けてくれてありがとね。』
あたしは立ち上がって帰ろうとする。
『竜ごめん俺こいつ送ってくる。』
『え、いいよひとりで帰れる。』
『こんなことあって帰らせれるかよ。
もう暗くなってきてるし
黙って言うこと聞いてろ。』
昨日あんな態度とってるから
申し訳なくなってきちゃった。
