「あの…これが終わったら本当に?」
「あんたには関わらないわよ」
美香と直樹が準備を始めたのと同時刻。
「じゃぁ、あたし行くから」
穂波はそう言い立ち去って行った。
和成は暫くの間青ざめた顔で座っていたが、覚悟を決めた顔で立ち上がった。
たがその顔は未だ青ざめた顔色だった。

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