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四人と女教師が出ていった教室や周りの廊下は静まり返っていた。
「やりすぎじゃないのか?」
野次馬の最前列に居た少年が沈黙を破った。
誰もがその少年へ視線を向けた。
「自業自得でしょう?」
今度はその言葉を発した人物へ視線を向け、周りの生徒達は驚きの声と共にざわめきだした。
その言葉を発した人物は、顔色は先程と同じく蒼白いままだが表情は違っていた。
先程とはうって代わり虚ろなげ表情ではなく、○○○○の普段の笑みが浮かんでいた。
「ねぇ、一体どういうこと?」
先程とは別人の様に、だが普段と変わらない仕草をする○○○○を見て周りに居る生徒の一人が疑問を口にした。
それを聞き話し込んでいた二人の少女と少年は―
「さぁて、と」
「それじゃぁ、ま」
そう言い同時に息を吸った。
「「ネタばらしを始めようか」」

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