学校へ着いていた四人は実行犯の少年の机のまわりに集まっていた。
たが何か言葉を交わすではなく、ただ無言でその場に居るだけだった。
四人は口を開こうともしたが思い詰めた顔で口を閉じ、言葉を発するまでには至らなかった。
そして無言のまま時間が過ぎていった。
そこまで長く時間が経ってはいなかったが、四人にはとても長く感じられたとき声が耳に届いた。
「おはよ」
「…おはよう」
覇気のない声が耳に届いた瞬間、四人は全身が凍りついたように錯覚した。
恐る恐る顔を上げると…
「…っ」
顔がひきつり言葉を発する事も出来ない恐怖に襲われた。