ラスト・ラヴァー



「やれやれ、短気なお姫さまだな。」


急に声がした

声の方を振り反ると


「三谷!」


「よぉ天城。相変わらずケンカ強すぎ……」



三谷は苦笑している


「だってこいつらから仕掛けてきたのよ?」



天城と呼ばれたその少女は
自分が下敷きにしている男を指さした



「そのわりには、弱かったけどw」



また男が"うっ"とうなり声をあげる




三谷は辺りを見回す


今日はざっと10人というところだろうか




「天城…お前なんかしたのか?」