ラスト・ラヴァー



三谷はじっと見つめたままだった


そんなシチュエーションに慣れていない天城は

目のやり場に困っている



すると三谷は口を開いた


「天城…好きだ」


刹那、彼女は硬直した


そして次の瞬間には

彼女の顔が紅潮していた


「…え……あ、あの!いきなりなんだ…よ!」


そう言って手で顔を隠す


耳まで真っ赤だ


「……俺、毎日天城の事が心配で夜も眠れないんだ」

そして
三谷は顔をおおっている彼女の腕をつかんで

顔から話した



まだ真っ赤だった