登校するため、外に出て。チャリに乗る。そしたら、当たり前の様に葵が後ろに乗った。

「おいおい。葵。おかしいだろ。葵歩けよ。」

って言うと

『やぁだ。』

とかいってくる。

『そうちゃんと一緒がいい。』

って可愛いこと言って来て。

「しょうがねーなぁ。」

で許す俺。

『ほらほら!頑張って!』

「へーへー。」

俺は結局、葵にだけは甘い。

だって、好きだから。

この好きは“幼馴染み“だから、じゃない。

葵だから、だ。