幼馴染み卒業計画。

「…………。」

気まずい沈黙が続く。

「何でこんなケガしたの。」

葵が怒り気味に言う。

まさか葵のせいだ。なんて言える訳もなく、ただ単に転んだと説明しておいた。

「ちゃんとしてよ。もー。」

怒って怪我した所を叩く葵。

「いって…。一応ケガ人なんですけど!」

「あ、ごめん!つい癖で。」

はい。もういいよ。と葵が言ったら保健室を出てもOKだ。

でも俺は聞きたいことがあったから座ったままでいた。

「そうちゃん?」

「……葵は彼氏っているのか…?」

ついに俺は聞いてしまった。

葵は答えを考えているのか黙ったままだ。

「…………」

2人の間にまた沈黙が流れる。

聞こえるのは時計の針の音のみ。