ネコ科のあなたとイヌ科のわたし




かほは、ごもごもと喋る人とかハッキリしない人、優柔不断な人が嫌いだ。



普段は、おちゃらけ小悪魔キャラだけど、そういう人を見ると顔が変わる。



どんなにイケメンで優しくても、少しでもそういう面が見えるとすぐに別れを告げる。


友達関係でもそう。
普段は、優しいし面白いのに、嫌な面を見ると加減せずにすぐ口に出る。


私は、かほのこと嫌だとか思ったことないけど、他の子は違ったらしい。

これでも高1のときは、いろいろあったみたいだし。


つくづく、なんか損な役回りって感じだなあ。と感じる




なんてボーッと考えていた。

「俺が1組の担任になった佐藤だ!よろしくな!」


なんか元気な声が聞こえて教卓の方を見ると、いつの間にか担任が自己紹介していた。


(あ、この人知ってる。なんかチャラい先生だなって思ってた人だ)


「それでな、実は女子にとってはいいお知らせ、男子にとっては悪いお知らせがあるんだよ!」

佐藤先生はなんともニヤけた顔でそういった。


「えー、なんだよ!悪いって!」
「エロ本バレたとか?!」
「もしかして、噂本当だったの?!」
「え?!あのイケメン転校生?!」


(イケメン転校生…?)

私は無意識に教室の扉の方を見た。



『あ…』


ドアについてる小さな窓から見えた。


金髪に近いようなフワフワの髪の毛。



(あれ?この人もしかして、さっきのー…)




「エロ本見つかっても女子は嬉しくねーだろ!女子は相変わらず情報網すげーな!」


佐藤先生は笑いながらそう言った。


そして、入ってこーい、と言う言葉と同時に教室のドアが開く。



その瞬間、みんなが息を飲んだ。



のがわかった。